TM9(省管理型コウライシバ)

芝張り

芝張りに適した時期に、下記の要領で芝張りを行います。

1.整地前の除草

芝を張る予定の場所に雑草がある場合には、雑草を取り除きます。
雑草の根が残っている場合、芝張り後の除草は困難になりますので、整地前に完全に取り除きます。

2.整地

苗を地面に置く前に、トンボやレーキなどで平らにします。
排水桝に向かって地面を低くするように勾配をつけるなど、水溜りが出来ないように工夫します。
地面が粘土質で固い場合は、土を耕して堆肥などを混入します。土の中に石が多い場合も、耕しながら石を取り除きます。
凹凸が出来ることが多いので、耕した後に土を踏みしめながらレーキなどで平らにします。

3.芝張り
芝の苗を平らな地面に置きます

芝の張り方には、全面張り、目地張り、市松張りなどがあります。家庭園芸では、雑草が出にくい全面張り(写真)をお勧めします。
全面張りの場合でも、継ぎ目がレンガ模様になるように芝を並べます。苗と苗の間は、1cm程度の隙間を空けて、目土が入るようにします。

4.目土
目土をかけて、すり込みます

苗の乾燥防止と根の発達を促進させるために、必ず目土をかけます。量は1m2当たり2リットルが目安です。バケツなどで量を測りながら、均一に撒きます。
目土には排水性を考慮して、芝専用の砂か土を使用し、トンボやホーキなどで均一に伸ばします。砂が乾いたときに作業をすると簡単に砂が入り込みます。

5.水遣り

目土が移動しない程度の水量で、たっぷりと水を与えます。

6.養生
水を与えて養生します

約2ヶ月間は養生期間となります。
根が張るまでは乾燥に注意し、十分に水を与えます。
また、苗が移動しないように静かに歩くようにします。
☆ポイント☆
養生中に一度でも乾燥させると地上部の状態が悪くなり、何倍もの手間が増えてしまいます。)

日常管理

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下記の要領で日常管理を行なうことにより、TM9の特徴が生かされます。

1.芝刈り
穂の状態



TM9は芝刈りの回数を減らす目的で開発されていますが、
4~6月の穂が出揃った後には芝草と同時に刈り取って下さい。 左の写真はTM9(上段)と在来コウライシバ(下段)の穂写真です。

TM9在来コウライシバと比べ、穂が多めに発生しますので、気になる方は刈り取って下さい。

☆ポイント☆
芝を張る時点において、穂が出ている場合は、養生期間後(根がしっかりと張った後)に刈込みを行なって下さい。
<購入時期によっては穂が発生している場合もあります。>

刈り高の目安は現状の草丈の1/3程度を目安に調整します。それより低刈りを行うと軸刈りとなり芝にダメージを与えますので、ご注意下さい。

草丈が伸びたり、草丈を短くしたい場合には、季節に関わらず芝刈りを行います。刈りカスは回収して、芝生の上に残さないようにします。

環境(気候や土壌条件)により、春以外でも穂が発生することがあります。

2.施肥
肥料は均一に散布します

1~2ヶ月に1回を目安に肥料を散布します。(4月~10月)。1回の施肥量は、20g/m2(芝生用肥料、10:10:10)を基本とします。
撒き方にムラがあると、芝の色もムラになりますので、均一に撒くように注意します。少量づつ数回に分けて散布すると撒きムラが少なくなります。
施肥の回数や量は土壌の状態によって異なりますが、標準的には年間60~80g/m2(芝生用肥料)が必要となります。
緑色が維持できる程度に最小限の肥料を与えることにより、刈込み回数を減らすことができます。

3.水遣り

晴天が続いた場合は、週に1回を目安にたっぷりと与えます(4月~10月)。
水不足になると、葉が針のように巻いて全体が黒ずんで見えます。そのような場合には早急に水遣りを行なって下さい。少量の水を長時間にわたって与えたほうが、水が地中深くまで浸透するため効率的です。

☆ポイント☆
(管理項目の中で水遣りは特に重要です。通常は自然の降雨のみで大丈夫ですが、極端な渇水状況の場合は水遣りを実施して下さい。)

4.目土入れ

目土は地面の凹凸を均す目的以外に、芝生の根の発達を促進する目的がありますので、必須ではありませんが、数年に1回(4月~5月)を目安に実施することをお勧めします。量は2リットル/m2が目安です。

5.除草
出来るだけ早く除草します

雑草に覆われると芝が傷むので、雑草が大きくなる前に根から抜き取ります。
除草剤を使う場合は、必ずコウライシバに適合した除草剤を使用し、取扱い説明書に従って下さい。


<ご参考>

除草剤には、用途別に2種類あります。


・茎葉処理剤・・・除草を目的とした除草剤
・土壌処理剤・・・土壌へ散布し、発芽抑制を目的とした除草剤
上記の2種類を適切に利用することで雑草への手間を減らすことが可能です。用法用量を間違えた場合、芝生に影響がありますので ご注意下さい。


日常管理スケジュール

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注1:関東以西(南)を標準とした管理スケジュールです。
注2:日当たりが悪い場所で栽培すると草丈が伸びることがあります。
注3:農林水産省の登録品種です。(品種登録名称:ティーエムナイン)

注4:水やりについて・・・芝張り1年目は特に注意して下さい。(一度完全に乾燥すると、枯死することがあります。)

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